※疲れたのかも。の続き








生きるのに疲れてるって感情、理解できるかも





顔色が悪い。

最近の彼に対する印象はそれだ。


大丈夫ですか、と何度も聞いた。
その度に

ちょっと疲れてるだけだから気にすんな。


その答えしか返ってこない。

彼の日常は機関が調査していたが大きな変化はないとの事だった。


そんな時だった。
あの男から連絡が入ったのは。



授業中だったが。
自分でも驚くほどの行動力で教室を飛び出していた。




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「失礼!」

「早いな。授業はどうした優等生。」

「授業中にメール送ってくる生徒会長に言われたくありませんね。
そんなことより…。」



部屋の主は最初から分かっているのでそれ以上は聞かずに動き出した。
僕も黙ってその後について行った。


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「…あ…。」

二つ並びになっている生徒会室のもう一つの部屋。
そこのソファに彼は眠っていた。


「倒れてもおかしくないような面でふらふら廊下歩いてたんでな。
熱もある。立派な病人だぞ。

お前、気付いてなかった…はずは、ないな?」




隣でちくちくとまくし立ててくる生徒会長の声に、ああやっぱり、と思った。


こんなに、我慢して。

何故言ってくれなかったのか…なんて、僕に言う資格もないか。



「…すみません、お世話になりました、会長。」


とりあえず、涼宮さんにメールをして…新川さんに頼んで車を…。

「おい、古泉。」

「え?」



「お前…勘違いしてないか?」


冷ややかな声音。
「…何がです。」


「こいつが、お前らの所有物だと思ってるのか?
あいつみたいに。」


「…な…。」


「だから言えないんじゃないのか。こいつは。」

疲れたと、苦しいと。

「…そんな事は…。」


「ない、と言えるのか?

神様の所有物のお前が、
その辛さを理解してるお前が。

分かってるんだろう?」



会長の言葉に。



僕は胸を貫かれたように、痛みを感じた。




END



なんか続いてそうですが
収拾つかないんでここまで;
会長VS古泉大好きです。



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